今日の北本自然観察公園〜公園日記〜
【2026年7月18日(土)】
- 園内各所でカラスウリの花がらを見かけるようになりました。夜に咲き、朝にはしぼむ一日花です。駐輪場脇の生垣には今夜にも咲きそうなつぼみがあり、他にないかと視線を横にやると、そこにいたのはオオカマキリの幼虫。クロウリハムシを捕らえてむしゃりと食べていました(写真)。
- センター前のクヌギが葉脈を残して食べられていました。もしやと思い葉裏をのぞくと、ヒメクロイラガの幼虫集団がいました。また、近くのアケビではヒロヘリアオイラガの幼虫集団も発見。どちらもトゲには毒があります。これから秋口にかけてイラガの幼虫シーズンです。

【2026年7月17日(金)】
- 今にも雨が降りそうな曇り空の下を、ウスバキトンボの群れが飛び交っていました(写真)。体は淡いオレンジ色。標柱16番の草はらを始めとしたあちらこちらで、視界にパッと20匹くらいは見られました。そして、林縁の薄暗い場所の枝先に止まっていたのはアカトンボの仲間。ナツアカネに混じって、ノシメトンボ、コノシメトンボ、ひと回り小さなマユタテアカネも1匹見つかりました。
- 午前中の一瞬、センター前をオナガが「ギューイッ、ギュッギュッ!」と鳴きながら飛んでいきました。長い尾羽が特徴のカラスの仲間で、東日本を中心に分布します。人家の庭や街路樹などに巣をつくるため、周辺の市街地ではよく出会うものの、こうして公園内にやってくるのは珍しいです。
- ★第7回ホタル調査★ 公園全体で437匹でした。引き続き見頃です!

【2026年7月16日(木)】
- この時期のおすすめは、木漏れ日が心地よい林沿いの園路でのお花の観察♪(写真)センター周辺ではミズヒキとキンミズヒキ、標柱5番ではアキノタムラソウの花が見ごろを迎えています。
- 巡視中、標柱9番の看板の上をせわしなく動き回る黄色と黒の虫を発見。おっ、スズメバチかな? と、慎重にゆっくりと近づいてみると何となく違和感…トラフカミキリと分かるのにちょっと時間がかかりました。色や体型だけでなく、触覚や体の小刻みな動かし方までそっくり! 見事な擬態に改めて感心しました。

【2026年7月15日(水)】
- うだるような暑さもなんのその! 公園は様々な生きものたちの声であふれていました。林からはニイニイゼミの大合唱♪ アブラゼミの声が優勢になる前の期間限定のサウンドです。その奥からはハシブトガラスの幼鳥の「ガァァ〜」と甘えた声。湿地の草やぶではヒメギスが「シリシリ…」。写真は、ミズキの実をついばみに騒がしく飛びまわるムクドリの群れです。ちなみに一夜堤付近では、まだウグイスが「ホ〜ホケキョ!」と鳴いていました。
- 標柱20〜21番間の木の幹を派手なオレンジ色の毛虫が歩いていました。一見、ドクガの仲間のようにも見えますが、その正体はゴマケンモンの幼虫。毒はありません。ヤガの仲間の幼虫にはイモムシタイプが多いのですが、本種を含むケンモンヤガの仲間はケムシタイプです。

【2026年7月14日(火)】
- 熊谷地方気象台で最高気温は36.4℃。猛暑日となりました。汗だくになりながら、木陰が続く標柱5〜6番の林沿いにたどり着くと、シラヤマギクが1輪だけ咲いていました。今シーズン初確認です。また、大輪の花をつけたヤマユリも見られました。
- 標柱7番〜南口のノカンゾウの花を撮影していると、ツユムシの仲間が止まっているのに気づきました(写真)。セスジツユムシかなと思ったら、後脚の腿節にトゲがないことから、ツユムシだとわかりました。鳴き声が小さくなかなか目にする機会がないので、うれしい出会いでした。

【2026年7月12日(日)】
- コナラやクヌギの樹液に細長いハエがよく集まっています。カブトムシやクワガタムシのような見栄えのする虫ばかりに目がいきがちですが、じつは樹液では必ずこのハエの姿が見られます。その名もホシアシナガヤセバエ(写真)。大きさは1pほどで、まだら模様が背景になじんで目立ちません。ハエの仲間とはいえどこか清楚な感じがする虫です。
- 1〜2週間前まではそこここで見られたアキアカネが姿を消し、代わってナツアカネが目立つようになってきました。今日も巡視中に確認できたのはすべてナツアカネ。アキアカネはもうすでに山へと旅立っていったのでしょう。秋、里に下りてくるまでしばしのお別れです。

【2026年7月11日(土)】

- 野あそび教室「ひんやりたのしい どろんこあそび」を開催しました。暑さのおかげで、冷たいどろんこの気持ちよさはマシマシ!? たまに、おっとっと! となりつつも頑張って歩き、湿地に生息するヤゴやアメンボを網ですくって捕まえました。写真は池のふちからジャ〜ンプ! の場面です。胸や顔に泥が飛ぶのもへっちゃら。みんな元気いっぱいでした。
- 水温が上がったことでミジンコの仲間がたくさん発生。それを食べに来たミナミメダカの群れやドジョウとホトケドジョウの稚魚が、木道沿いの浅い水辺に集まっていました。シュレーゲルアオガエルのおたまじゃくしたちもちらほら。6月に産卵後のメスを確認していたので、こうして成長の様子が見られて嬉しくなりました。

【2026年7月10日(金)】
- 青空が広がり、猛暑日の一歩手前まで気温が上昇(写真)。熊谷地方気象台で最高気温は34.5℃でした。
- 夏の花が続々開花! 八ツ橋の池でミズアオイ、木道沿いでタコノアシが咲き、水辺の周りも花々でにぎわってきました。あずまや付近を通ると、ふわんと漂ってくるのはオニドコロの花の甘い香り。センター前のメハジキにはキタキチョウが吸蜜に訪れていて、ピンク色の花と黄色の翅とのビビットな色の組み合わせが夏感満載でした♪
- ★第6回ホタル調査★ 公園全体で293匹でした。見頃です!

【2026年7月9日(木)】
- 標柱5〜6番間の樹木を伐採して明るくなった場所に生えてきたヤマハギ(写真)は、今が花盛り。赤紫色がきれいです。秋の七草のひとつですが、クズの花しかり、秋というよりもこうして夏頃に咲きます。
- 数日前の涼しさはどこへやら。炎天下の八ツ橋の池をシオカラトンボが飛び交っていました。その中に、同じ青っぽい色合いでふた回りほど小さなトンボを1匹発見。久々に見るハラビロトンボでした! 縄張り争いに敗れ隅っこの方に追いやられていたので、欄干からぐっと身を乗り出して写真を撮りました。

【2026年7月8日(水)】
- 二十四節気の「小暑」を迎えた公園。関東の梅雨明けの発表はまだですが、久々に日中に明るい陽ざしを感じました。写真は、閉館後の19時半ごろ「ヘイケボタル観察会」に出発する参加者のみなさんの様子です。この15分ほど前、センター前には今シーズン初確認となるヒグラシの鳴き声が響いていました♪
- お尻のでこぼこの周りから、ロウ物質でできた白く長い毛が放射状に広がる奇妙な虫は、アミガサハゴロモの幼虫です。大きさは1pに満たないものの、巡視中、草の上に止まっている姿が多数確認できました。成虫になると近年増加中の外来種のチュウゴクアミガサハゴロモとそっくりですが、幼虫はそれぞれ姿が異なり、チュウゴクアミガサハゴロモがまとうロウ物質はもこもことした綿のようです。
- ★野鳥情報★ 夕方、センター上空を数羽のツバメが鳴きながら飛んでいました。

【2026年7月7日(火)】
- 標柱5〜6番の林沿いを巡視中、深い緑の中で目立っていたのはガマズミ。一見花が咲いているようですが、白いふわふわの毛で覆われたガマズミミケフシという虫こぶです(写真)。中にガマズミミケフシタマバエの幼虫が入っています。
- 今日は七夕。おほしさまのようにキラリと輝く生きものを探してみました。ふれあい橋近くのクズの葉の上にいたのはマメコガネたち。夏の盛りになると数を増やし、あちらこちらで目にするようになります。また、標柱20番付近ではセマダラコガネ。さらに標柱4番の近くでは、他の種類よりもひときわ光沢が強いコガネムシも見られました。
- ★野鳥情報★ 八ツ橋の池でカルガモが水浴びをしていました。

【2026年7月5日(日)】
- 雨が降ったり止んだりの天気(写真)。そんな中でも、雨の止み間にはチョウの仲間が見られました。めだかのT字路ではギンイチモンジセセリ、ふれあい橋付近ではウラギンシジミ、かえる池の近くではキタキチョウが飛んでいました。どれも「夏型」と呼ばれるぴかぴかの新成虫でした。
- ふれあい橋のミズキの葉裏に、卵を守るエサキモンキツノカメムシがいました。今シーズンは個体数が多く、幼虫だけの集団も発見。孵化後しばらくはこうして一緒にいますが、やがて散らばり個別で活動します。
- 南口付近ではノカンゾウの花が見ごろを迎えました。今日咲いていたのは37輪! 一日花ですが、開花を待つ蕾がまだまだありました。

【2026年7月4日(土)】
- 標柱15番の草地でコスミレの熟した果実を見つけました。三方向に割けた果実には種子が2列に並んで入っています(写真)。この時期に果実があるということは、春に咲いた花ではなく、その後の閉鎖花からできたもの。閉鎖花の方が、蕾が開かずに自家受粉するため効率よく種子ができます。遺伝子の多様性を犠牲にしてでも、確実に子孫を残すためのスミレ類の戦略です。
- かわせみ池付近のイノコヅチ類の葉上に、おなじみイチモンジカメノコハムシに似たハムシが止まっていました。体長は5mmほどと小型。正体はイノコヅチカメノコハムシでした。

【2026年7月3日(金)】
- もうすぐ七夕♪ センター前の身障者用駐車スペースの脇で、アケビコノハの幼虫を2匹発見しました。暗褐色の体全体に散らばめられた青白色の模様が、星空のようです。この週末に開催するイベント「七夕屋台」に向けて、館内には飾りつけをした大きな竹を設置しました(写真)。
- 各所でニイニイゼミの「チィ〜〜〜!」という声が増えてきました。湿地のヨシから聞こえてくるのはキンヒバリの音色。午後になると、エゾツユムシの鳴き声も時折聞こえてきました。
- ★第5回ホタル調査★ 公園全体で163匹でした。気温が低めだったのが影響したと思われます。

【2026年7月2日(木)】
- かわせみ池付近を巡視中、イネ科植物の葉裏で脚を束ねて止まっていたのはアシナガグモ(写真)。湿地のヨシ原でよく見かけるクモです。昼間はこうしてじっとしていますが、夕方頃から活動を始めて網を張ります。
- 標柱16番の草はらの隅に積まれた伐採木。何か来ていないか見に行くと、その上をゆっくり歩く黒っぽい甲虫を発見。よく見かけるキマワリの仲間に似ているものの、少し脚が短いルリゴミムシダマシでした。「ルリ」と名がついていますが、ほとんど黒一色。光の当たり方次第では「言われてみればちょっぴり青っぽい…?」という光沢があります。体長は約1.5cmです。
- ★野鳥情報★ 標柱4番付近をカワセミが飛んでいきました。

【2026年7月1日(水)】
- 今日から7月。そして、センターと公園は34才の誕生日を迎えました! これからもどうぞよろしくお願いいたします♪
- 標柱13番付近の水辺(写真)をコオニヤンマが飛んでいました。日本のサナエトンボの仲間では体長が最大。迫力のあるがっちりとした体格と、それに釣り合わない小さな頭部が特徴です。止まったところを撮影していると、ぱっと飛び立ち、なんとシオカラトンボを空中でキャッチ! そのまま高尾の森の奥へと消えていきました。
- 標柱16番の草はらの林縁で、リョウブが甘い香りを振りまいています。花はチョウやハナアブの仲間など、様々な昆虫に人気。今日はヨツスジハナカミキリがやって来ていました。また、草はら奥のクズの花では、蜜や花粉を集めるキムネクマバチも見られました。

【2026年6月30日(火)】
- 巡視中、標柱7番付近の葉の上でマエキカギバを発見しました(写真をクリックで拡大)。カギバガの仲間には、翅の先がかぎ状で、葉脈や虫食い痕のような模様をした種類が多くいます。まるで全身を1枚の枯葉に装っているようです。夜行性ですが、昼間は林沿いの葉の上で見つかります。
- 園路沿いで白い花たちがふえてきました。標柱5〜6番付近ではヒヨドリバナやヤブミョウガが見ごろに。ボランティアのみなさまと生育環境の管理を続けている標柱7番のノジトラノオも花を咲かせました。
- ★第4回ホタル調査★ 公園全体で214匹でした。見頃です!

【2026年6月28日(日)】

- 小学校4〜6年生対象の連続講座「キッズ生きもの研究室」の3回目は「はじめよう! 生きものの研究」をテーマに開催しました。今回扱うのは植物でも昆虫でもないアメリカザリガニ。どんな生きものなのかを考えるために「生きもの分類ゲーム」に挑戦しました。グループごとに意見を交わしつつ、生きものカードを並べ替え、最後はどう分けたのかを発表。「殻がある」「水族館にいる」「昆虫より脚が多い」など、形態や生態に着目した多様なアイデアが生まれました。最後に実際の分類を知ると「えー!? ザリガニとミジンコって同じ甲殻類なの!?」との声。分類学の基礎を学びました。
- 標柱9〜10番間の園路脇の斜面に、数えきれないほどのクロラッパタケが生えていました! 出たばかりのものから、時間が経って傘が大きく開いたものまで色々で、学生時代に吹奏楽部だったスタッフ的には、クロ“ホルン”タケや、クロ“スーザフォン”タケと呼びたくなるようなものまで、同じ種類でも傘の開きかたはバリエーション豊かでした。

【2026年6月27日(土)】
- どんよりとした空の下、めだかのT字路の草地ではベニシジミやツバメシジミがじっと休んでいました。そんな中、標柱11番付近を飛んでいたのはサトキマダラヒカゲ。さらに、かわせみ池の近くではヒカゲチョウたちが乱舞。ざっと数えて8匹もいました。木道沿いのササ類に産卵しているメスも発見!(写真)低地の雑木林で見られる身近な種類ですが、実は日本固有種です。
- 台風7号、8号が同時にやってくるということで、昨日から警戒していました。ですが、幸い大雨にはならず風も弱く一安心。巡視に出かけると、しっとりと濡れた木の幹や葉の上を、ヒダリマキマイマイやキセルガイの仲間がゆっくりと移動していました。

【2026年6月26日(金)】
- 夕方、少し雨脚が強まってきたころに八ツ橋付近に向かうと、にわかに騒がしい鳴き声が聞こえてきました。声のする方を見ると、ヤナギの木の間にオオヨシキリの巣立ちびなが1、2、3、4羽、とまっていました。親鳥が食べものをくわえて近くに来ると、翼を震わせ、くちばしをぱかっと開けて「おなかすいたよ〜!!」と猛アピール(写真)。元気に育って欲しいです!
- 校外学習のため来園した小学生を案内していた時のこと。子どもたちが「橋の手すりにゲジゲジがいる!」「すごい、めっちゃいっぱい」と口々に教えてくれました。どれどれ、と見てみると、その正体はヤスデの仲間。体の節から出ている脚が1対ならムカデやゲジ、2対ならヤスデだよ、と解説しました。
- 大雨による園路の状態不良および冠水のおそれのため、標柱6〜8番間を一時通行止めとしています。復旧は6/28(日)16時以降の見込みです。また、台風の影響により落枝や倒木の可能性もあります。荒天時は来園をお控えいただきますよう、ご協力をお願いします。

【2026年6月25日(木)】
- これまで、公園日記にもしばしば登場しているマダラマルハヒロズコガ。幼虫は「ツヅミミノムシ」とも呼ばれ、鼓(つづみ)型の巣の中に隠れています。一方、今日、ケヤキの樹皮の隙間で見つけたのは成虫(写真)。翅の地色は淡褐色で、こげ茶色の斑点がちりばめられていました。頭から翅の先までは1pちょっと。幼虫も成虫も自然の中に溶け込むような容姿です。
- 南口付近の園路沿いにカラムシが多数生育しています。その中にいくつか、葉を二つ折りにしたアカタテハの幼虫の巣が見つかりました。糸でつづられた葉をそっとのぞいてみると…中には背中にトゲをもつ幼虫がいました。

【2026年6月24日(水)】

- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、標柱13番付近の湿地の環境整備作業を行いました(写真)。茂ったガマ類やヨシ、ウキヤガラを刈り取り、トンボが活動しやすい解放水面をひろげました。7月の親子向けイベント「野あそび教室」の準備も兼ねています。途中、体だけでも2〜3cmはありそうな立派なコガネグモが刈った草にくっついていたので、別の場所に移してあげました。埼玉県では準絶滅危惧の希少なクモです。蒸し暑い中、ご協力ありがとうございました。
- 標柱4〜5番間を巡視中、木の葉の間にマスカットの房のようなものが見えました。春に白い花を咲かせていたコブシの実です。赤く熟すのは秋、ですが、もうクサギカメムシたちが汁を吸っていました!

【2026年6月23日(火)】
- 最近、木の幹にぴたっ! と張り付いて止まるガを見かけます。似たような模様の種類ばかりですが、今日センター前で見つけたのは、前翅の黒い紋が特徴のオオトビスジエダシャクだとわかりました(写真)。一方、標柱20番付近をひらひらと飛んでいたのはウメエダシャク。梅雨の季節だけ成虫が羽化する、昼行性のシャクガです。
- 今シーズンも標柱20〜21番でタシロランが開花しました。数えると10株以上。薄暗い林の中でたたずむその姿が、妖しくも美しい菌従属栄養植物です。早速、園路の近くの観察しやすいポイントに看板を設置。希少な植物ですので、大切に見守りましょう。

【2026年6月21日(日)】

- 生きもの調べ方講座「変形菌」を外部講師をお招きして開催しました。室内講義では、その不思議な生態や分類だけでなく、アメーバ状の変形体の面白さについても触れ、いざ野外実習へ(写真)。昨晩の雨の影響で、あまり観察できないのでは…と思っていましたが、ウツボホコリやシロジクキモジホコリの他、ツヤエリホコリやホソエノヌカホコリは、子実体の未熟なものから成熟したものまで見つかりました! そして、ハイライトは、公園でも珍しいカタホコリの仲間です。メタリックに輝くその美しさに感動の声が上がりました♪
- 今日は二十四節気の「夏至」。桜土手のハンゲショウは白い葉が見頃を迎えています。また、標柱5番付近では、ヒヨドリバナがひっそりと白い花を咲かせていました。

【2026年6月20日(土)】

- 「生きものいきいき隊」のテーマは、八ツ橋の池の希少種アサザの保全。生育の妨げになりそうな周囲のウキヤガラなどを刈り取りました。朝方はあいにくの雨でしたが、降り止んだタイミングで決行。始めてみると作業は瞬く間に進み、橋の上からアサザの丸い葉がよく見えるようになりました。ご協力ありがとうございました。
- めだかのT字路にちょっとスリムなシュレーゲルアオガエルが3匹いました。いずれも産卵後のメスです。出会うのが難しい本種ですが、ミクリやガマの茎や葉の上で比較的よく見られ、特にからだの大きい個体ほど重みを支えられる丈夫な水生植物を好みます。みなさんも探してみてくださいね♪
- きのこの女王キヌガサタケが登場! 林の奥に生えることもありますが、今日は標柱16番の園路脇すぐの斜面に現れたため観察しやすさも◎! スタッフもかわるがわる見に行って、その優美な姿を堪能しました。

【2026年6月19日(金)】
- センター前や標柱16番の草はらで、ネジバナの花(写真)が見ごろです。花は下から上へと咲き進むため、上のほうには蕾が、下のほうには咲き終わった花がらがあります。ランの仲間に特有の花びらの形を観察するならぐっと近づいて、螺旋階段(らせんかいだん)を彷彿とさせる立ち姿を楽しむなら、数歩下がっての観察がおすすめです。
- 標柱5番で鈴なりになっているエゴノキの実。それにまじって、少し形の違う何かが枝先にぶら下がっていました。その正体は、エゴノネコアシアブラムシがくらすエゴノネコアシとよばれる虫こぶです。このアブラムシは“移住”をする虫で、7月頃、この虫こぶから翅をもつ有翅虫が出てくると、ケチヂミザサを始めとしたイネ科植物に飛んで移動。秋にはまたエゴノキに移動し、卵の状態で越冬します。木から草へ、草から木へ…旅するアブラムシなのですね。
- ★第3回ホタル調査★ 公園全体で50匹でした。見ごろまであと一歩です!

【2026年6月18日(木)】

- ニュースレターの夏号が完成しました。深緑の中でさえずる声が聞こえて来そうなセンダイムシクイが表紙。今回もボランティアのみなさまと、県内外の施設等に向けた発送作業を行いました(写真)。途中「もうホタルが出てるんだね」「油の影響が心配…」と、ニュースレターの内容について会話しながら、手際よく進めていただき完了。ご協力ありがとうございました!
- 標柱2番の近くでサトクダマキモドキの幼虫を見つけました。1.5cmほどに成長していて、1齢幼虫の頃と比べると模様が大違い。園内には、サトクダマキモドキと姿の似たツユムシの仲間が何種類かいますが、背面に黒い点が1対あるのが特徴です。

【2026年6月17日(水)】

- 育ちの森幼稚園から年少組のみなさんが来園(写真)。お友達と手をつないで、夏の自然の中をおさんぽしました。八ツ橋では、空を飛んで行くアオサギに手を振り、センターのまわりの草地では虫さがしをしました。足元からぴょんっ! と跳ねるショウリョウバッタやコバネイナゴの幼虫を、手をお碗の形にしてつかまえたり、服に飛び乗ったところをじっと観察したりしました。
- 北里の森沿いで咲いているムラサキシキブは、所によっては花が散り始めました。代わって、食痕だらけの葉の上で見られたのはイチモンジカメノコハムシ。また、ふれあい橋のネムノキの花は見ごろを迎えました。

【2026年6月16日(火)】
- 今日の写真は、清々しい青空を映した高尾の池。木陰では2羽のカルガモが寄り添って食べものを探していました。また、水上をシオカラトンボやオオシオカラトンボが行き交う中、すっかり“腰”の白くなったコシアキトンボが近くの葉っぱに止まってくれました。
- かわせみ池付近の林沿いにノウタケが生えていました。雨が降って数日で姿を消すきのこは多いですが、ノウタケは長ければ1〜2週間ほど観察できます。ふっくらとした見た目から、日が経つごとにだんだんと変化していく様子がみどころです。

【2026年6月14日(日)】
- ふれあい橋の近くでアカメガシワが咲き始めました。この樹木は雌雄異株(しゆういしゅ)。雄株はポンポンのような花が目印で、よく虫が集まります。さて、観察のときには、花だけでなくぜひ葉っぱにもご注目を! じつは葉の基部には、甘い蜜が出る蜜腺(みつせん)があります。今日はシリアゲアリの仲間がやってきて、ご馳走にありついていました(写真)。
- 鴻巣市の保育士のみなさんを対象に「保育士・幼稚園教諭のための自然体験講座」を開催。自然あそびを積極的に取り入れている園が多いということで「ケムシに刺されたことがあるかた〜?」と尋ねたところ、4〜5人が挙手。本格的な夏を迎える前、毒をもつ生きものの被害から子どもたちを守るための知識として、ケムシ類やスズメバチの生息環境や生態について解説しました。野外実習時には、林内から甘い香りを感じ取った直後、樹液に来ていたオオスズメバチが羽音を立てて真横を飛び去る場面も。正しい知識をもち、出会った時に慌てずに行動することの重要性を学びました。

【2026年6月13日(土)】
- 雲間から太陽が顔を出すと、気温上昇! 熊谷地方気象台で最高気温30.7℃の真夏日となりました。写真はめだかのT字路の風景です。
- 標柱6番にある大きなクヌギ。この木には、よくハチモドキハナアブがいます。黒地にオレンジ色のすじは、アシナガバチの仲間にそっくり。今日は交尾中のペアが見つかりました。その後、標柱10番〜11番の梅林の辺りに来ると、今度はヒサマツハチモドキハナアブのオスを発見。どちらの種類も埼玉県のレッドリストに載っている希少種です。
- 昨年、標柱5〜6番間の切り株の近くに多数のマンネンタケが生えていました。しばらくすると姿を消してしまい残念に思っていたら、新たに立派な株が出現していました。傘の中心部から縁辺部(えんぺんぶ)にかけてのグラデーションが美しいきのこです。

【2026年6月12日(金)】

- ボランティアのみなさまとの園内管理作業で、標柱7番で生育中の希少植物ノジトラノオの保全を行いました(写真)。カナムグラなどのつるを丁寧に取り払い、周囲の草を刈って、日が当たるようにしました。すでに花芽が伸びているものもあり、開花が楽しみです。また、標柱6〜7番間の園路脇のササを一部剪定し、湿地の観察ができるようにしました。蒸し暑い中、ご協力ありがとうございました!
- 巡視中、めだかのT字路付近でツバメシジミのメスやベニシジミの新成虫とよく出会いました。この時期に羽化した個体は翅の表が黒っぽくなるのが特徴。気温の上がらない午前中は、日光浴のために翅を広げるので、観察のチャンスです。
- ★第2回ホタル調査★ 気温が低かったためか、公園全体で8匹でした。

【2026年6月11日(木)】
- 二十四節気をさらに細かく分けた七十二候(しちじゅうにこう)で「半夏生(はんげしょうず)」にあたるのは、今年の場合は7月2日からの5日間です。つまりは半夏(はんげ)という植物が生えるころですよ〜という意味で、半夏とはカラスビシャクのこと。いま、標柱20番でユニークな形の花が15pほどの高さまで伸びています!(写真) 奥に見えるのが本種の葉です。ちなみに、同時期に見頃となることが名前の由来とされるドクダミ科のハンゲショウも、桜土手の下で葉が白く化粧を始めていました。
- 標柱17〜18番間はきのこパラダイス♪ 朽木から生えていたのは、表面がビロードのような傘を広げるアラゲカワキタケやスエヒロタケ。園路脇で風船のように膨らんでいたホコリタケの仲間を、えいっと押すと、ぽふぽふ! と胞子が飛び出してきました。

【2026年6月10日(水)】
- 木道から1mほど離れた湿地の水際で、コモチマンネングサの花(写真)が咲いていました。黄色い星のような花の直径はおよそ1p。この植物、面白いことに種子をつけません。じゃあどうやって増えるのかというと、葉の付け根にできるむかごで増えるのです! 湿った場所が好きで、木道沿い以外だと、屋根から流れ落ちた雨水が溜まりやすい事務室横のひさしの下にも毎年生えてきます。
- 標柱20〜21番間の北側の園路を歩いていると、どこからか伸びやかな鳥のさえずりが聞こえてきました。ヒバリです。農耕地や河川敷などの開けた環境に生息し、公園内では繁殖していないため、記録の少ない鳥です。あわてて周囲を見回したところ、隣接する畑の遥か上空で羽ばたきながら鳴いていました。

【2026年6月9日(火)】
- 梅雨らしいぐずついた天気。雨で濡れた木々の黒々とした枝ぶりが緑に浮かび上がって見えました(写真)。その枝をゆっくりと移動していたのはミスジマイマイ。標柱20〜21番間の園路沿いではキツリフネの明るい黄色の花がぽつぽつと咲き始め、薄暗い中でも目を引きました。また、湿地のヨシの葉陰では、オオシオカラトンボがひっそりと羽化していました。
- めだかのT字路近くに1匹のヒメジャノメが止まっていました。翅の縁には、捕食者についばまれたであろう左右対称の傷(ビークマーク)がくっきり! ジャノメチョウの仲間の翅にある「眼状紋(がんじょうもん)」には、鳥をはじめとした天敵の注意をそらし、頭や胴体などの急所を守る役割があると考えられています。
- ★野鳥情報★ センター近くでアオゲラが鳴いていました。

【2026年6月7日(日)】
- 二十四節気の「芒種」を迎えて二日。関東地方の梅雨入りが発表されました。自然に親しむイベントデー「桑とカイコの日」は今日でおしまいですが、館内クイズラリーやおかいこさまの飼育展示はしばらく継続します。ぐずついた天気でも室内で楽しめますよ♪
- 標柱16番の草はらにしゃがんで地面をのぞき込んでいたら、コモリグモの仲間がやってきて、目の前で止まりました。お腹がやけに大きいなあと思いつつ、よく見ると…無数の子グモがお腹にびっしりとしがみついていました(写真)。母グモはしばらくの間、こうして子グモを乗せて育てるようです。
- “つぶつぶ”つながり!? 道のわきで線香花火のようなノビルの花が咲いていました。その中心部分に見える黒くて丸い集まりは、蕾でもタネでもなくむかごです。地面にぽろっと落ちると、そこから芽生えます。

【2026年6月6日(土)】

- 「公園の木から紙を作ろう」を開催しました(写真)。園路に伸びて剪定が必要になったクワの枝を使った、一石二鳥のイベントです。家族ごとに運んだ大きな枝を細かく切り分け、外側の皮を削ったら、いよいよ皮むき。紙の材料となる枝の内側の皮は、水分をたっぷり含んでいてツルツル〜っとむきやすく「おお〜っ!!」と歓声があがりました。最後の紙すき体験は、大人も子どもも真剣そのもの。自然の恵みを感じつつ、世界に一枚だけの手作り和紙が完成しました。
- 標柱21番付近の薄暗い園路上で、ぽうっと青白く光って見えたのはオオミズアオ。触角が細く、翅も丸みを帯びていることから、メスだとわかりました。メスは日が暮れるとフェロモンを放ち、オスを呼び寄せます。このままだと踏まれてしまいそうなので、近くの木に移しました。
- ★野鳥情報★ 標柱9番でホトトギスの鳴き声が聞こえました。

【2026年6月5日(金)】
- 標柱19番付近の木道沿いをキアゲハがゆっくりと飛んでいました。ミゾソバやケキツネノボタンに止まっては飛んでを繰り返し、食草のセリにたどり着くと腹部をぐいっと曲げて産卵(写真)。「ちゃんと判別しているんだなあ」と眺めていると、前脚の先端で葉をトントンと叩き、食草かどうかを確かめる「ドラミング」と呼ばれる行動も観察できました。
- 涼しく過ごしやすい一日でした。標柱5〜6番の林沿いではオオバジャノヒゲが咲き始め、少し前から咲いていたハエドクソウは標柱3〜4番でも花が見られるようになりました。
- ★第1回ホタル調査★ 公園全体で5匹でした。観察シーズンにはまだ早いようです。

【2026年6月4日(木)】
- 市内に工場がある(株)SUBARUのみなさまが研修のため来園しました。地域貢献のパートで今回実施したのは、かわせみ池付近の湿地に堆積した泥を掘り上げる作業(写真)。そして、昨日の大雨で流れ着いた土砂や枝葉、それにまとわりついた油状物質の除去作業も同時に行いました。汗を流しつつ、最後には「地域の自然を大切にしたい」「環境を守るって大変なことだと感じました」といった感想もありました。ご協力ありがとうございました!
- クヌギの葉の上にいたのは、5mmほどの見慣れない模様のタマムシ。胸部の縁が金紅色であることから、フチトリヒメヒラタタマムシだとわかりました(写真をクリック)。実は長い間、埼玉県では北本市でしか正式な記録がなかった種類。ひょっとしたら、今もくらしていないかなあ…と思っていたスタッフにとって、嬉しい出会いとなりました。なお、近年は県内の他の市町村でも確認されています。
- 標柱6〜8番間の園路の復旧作業が完了し、通行止めを解除しました。

【2026年6月3日(水)】
- 台風の影響で大雨と強風に見舞われました。写真は台風一過の夕方の空です。
- しばらく水不足だった湿地が満々と水を湛えていました。標柱19番のヨシやウキヤガラの葉の上にいたのはオオクロカメムシ。周囲に点々と10匹ほどいました。湿地の地面の上を歩いていることが多いのですが、増水から一時避難していたのでしょう。体表の細かな毛に泥をくっつけているので、普段はなかなか見つけられません。
- 館内で飼育展示中の「おかいこさま」がすくすく成長中! 孵化したタイミングがずれているので、様々な大きさの幼虫が見られます。また、カイコといえば白色のイメージですが、今年は黒い縞模様の幼虫もいますよ〜。ぜひ間近でご覧ください!

【2026年6月2日(火)】

- スタッフ総出で台風6号の接近に備えたメンテナンス作業を実施(写真)。油状物質の対応として設置したオイルマット等は流されないように一時的に回収し、各所の堰を調整しました。
- 巡視中に出会った生きものたち。ふれあい橋のミズキの葉裏で卵を抱くエサキモンキツノカメムシに、北里の森沿いで咲き始めたムラサキシキブの花、センター近くで脱皮の真っ最中だったナナフシモドキ…。みんな、明日を無事に乗り切ってくれることを願います。
- 大雨による園路の状態不良および冠水のおそれのため、標柱6〜8番間を一時通行止めとしています。復旧は6/4(木)16時以降の見込みです。また、強風による落枝や倒木の可能性もあります。荒天時は来園をお控えいただきますよう、ご協力をお願いします。

過去の観察記録
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