北本自然観察公園
最終更新:2008年6月17日
北本自然観察公園とは
北本自然観察公園は埼玉県の「里地里山」の自然環境を残しながら、野生の生
きものがくらしやすいよう、また来園される方が自然に親しめるように整えられ
た公園です。1992年(平成4年)7月にオープンし、32.9haの広さがあります。
隣接する荒川の河川敷につくられた「荒川ビオトープ」と共に、野生
の生きものの生息場所として重要な役割を持っています。
タカの仲間のサシバやキツネを「目標種」とし、それらが繁殖できる環境が適 切に保たれるように公園の管理を進めています。
園内には、北本市の天然記念物「エドヒガンザクラ」があり、ソメイヨシノよりも1週間ほど早く毎年3月中〜下旬に開花します。 また、近隣にある東光寺の境内には、国の天然記念物に指定されている「石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)」が あります。
公園内の施設としては、埼玉県自然学習センターのほか、トイレ、駐車場(約100台)、非常用設備(貯水槽・井戸)があります。
公園の自然環境は大きくは3つの環境タイプに分けることができます。
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雑木林(里山の林): 昔はたい肥にするための落ち葉や薪をとるために使われていました。 |
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草はら: ススキの生える草原は、以前は屋根を葺くためのカヤや牛馬のエサをとるために使われていました。 |
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湿地・池: 以前は水田として利用されていました。泥が深く田舟が必要なほど水の多い田んぼもありました。 |
公園で見られる生きもの
早春時には、ニホンアカガエルが湿地へ卵を産みにやってきます。
春になるとメダカやドジョウが池の中で活発に泳ぎ、初夏の夕暮れ時には埼玉県
の蝶・ミドリシジミがハンノキの周りで美しく舞います。
夏の夜にはヘイケボタルの飛ぶ姿やセミの羽化が見られ、秋にはクツワムシなど
鳴く虫の声を楽しむことができます。
冬の雑木林では木の皮そっくりなキノカワガに出会い、驚くこともしばしばです。
池にはシベリアからカモたちがやってきて、公園内は冬鳥たちでにぎわいます。
その他、一年を通して、オオタカ、カヤネズミ、キツネ、タヌキといった多くの 野生の生きものがくらしています。
生きものマップ(jpg画像41〜47KB)
| 春 | 初夏 | 夏 | 秋 | 晩秋 | 冬 |
自然学習センターでは、自然とふれあうことのできるイベントも開催していますので、どうぞご参加ください。 →イベントのページへ
みんなの手で守り育てる公園です
公園で見られる多くの生きものは、人が手を加えることで維持されてきた「里地里山」にすむ生きものです。 水田や薪炭林としての利用がされなくなったまま放置しておくと、遷移が進み、 「里地里山」の環境に生息する生物はすめなくなってしまいます。
そこで北本自然観察公園では、耕耘や枝打ちなどの維持管理を行っています。
みなさんも里山管理などのボランティア作業に参加してみませんか?
→ボランティア大募集のページへ
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北本市天然記念物「エドヒガンザクラ」
公園内にある北本市の天然記念物「エドヒガンザクラ」(標準和名:エドヒガン)は、高さ29m、樹齢約200年。
ソメイヨシノよりも濃いピンク色で小さめの花をつけ、開花が進むと淡く色が変化していきます。【説明看板の画像 jpg・47KB】
開花時期はソメイヨシノよりも1週間ほど早く、3月上旬に暖かい日が続いた2007年(平成19年)には、
例年よりも10日ほど早い3月10日に、1輪目の開花を確認しました。この年は、その後寒の戻りがあったためになかなか開花が進まず、
満開は3月24日頃でした(写真:2007年3月28日撮影)。
トップページの「エドヒガン開花情報」で定点写真を公開しています。
開花時期には、ほぼ毎日写真とコメントを掲載します。
(外部リンク:北本市役所)
北本市役所トップページ→「市内の桜の紹介・桜の開花情報」
「エドヒガンザクラ」の周辺には、木道が敷いてあります。動植物の保護のため、木道や園路以外の場所には立ち入らないように お願いいたします。毎年、来園者の増える時期に合わせて、イベント「里山ボランティア」参加者のご協力により、 臨時の木道を設置しています。みなさまの、ご理解ご協力をお願いいたします。
なお、例年開花時期には、駐車場が混雑します。公園へお越しの際は、バスなどの公共交通機関のご利用をおすすめします。 →交通案内(アクセス)のページへ
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公園利用のルール
園路以外の場所は、一部を除き立ち入りが制限されています
園路以外の場所は、草原など一部を除き、立ち入りが制限されています。
特に、斜面林、湿地などには入らないよう、お願いいたします。
公園の地図は、自然学習センターの受付カウンターで入手することができます。
生きものを持ち出さない・持ち込まない
毎年公園内でホタルやカブトムシ、キンランやギンランなどいろいろな生きものが見られることを、
みなさん楽しみにしています。公園内の動植物を持ち帰らないでください。
また、飼っていた生きもの、栽培していた植物、他の場所で採集した動植物などを放さないよう、お願いいたします。
犬の散歩は鎖をつけて
公園にはタヌキやイタチなど多くの野生の生き物がすんでいます。それらの生き物を脅かさないためにも、犬の散歩は鎖をつけてください。
ゴミはお持ち帰り下さい
食べ物のにおいのついたビニール袋を食べて、野生の生物が死んでしまうことがあります。公園の美化と野生生物の安全のためにもゴミはお持ち帰りください。
火気厳禁
公園内では、花火やバーベキューなど火気をつかうことはできません。
利用に当たって事前に申請が必要な場合があります
物品の販売や興行、業務としての映画・写真の撮影などです。詳しくは、自然学習センターまでお問い合わせください。
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ホタル観察に関するFAQ(よくあるご質問・平成20年度版)
公園に出かける前に、自然学習センター(平成20年度、7月25日〜8月31日の金・土・日曜日は、夜7:30まで開館。同期間中の休館日はありません)
で公園の地図を入手しましょう。ホタルの発生時期には、公園内の出現状況マップもあります。
公園利用のルールをご理解いただいた上で、安全に夜の公園散策をお楽しみください。
公園で観察できるホタルの種類は?
ヘイケボタルです。ほかにも、数種類のホタルの仲間(光らないか、ごく弱くしか光らない)ががすんでいます。
ホタルは、いつ頃に見られますか?
例年、7月中旬から8月中旬頃まで見られます。もっとも数が多くなるのは、7月下旬から8月上旬にかけてです。 発生時期には、館内のマップやホームページ(公園日記)で状況をご案内します。
ホタルは、放したものですか?
ちがいます。昔から公園内の湿地で自然発生しています。飼育施設や観察施設はありません。
ホタルを観察するイベントはありますか?
あります。すべて事前申し込み制で、7月26日に実施する「夜の自然観察会」、 7月27日〜8月1日に実施する「ヘイケボタル観察会」、 8月2日に実施する「夜の自然観察オリエンテーリング」があります。 平成20年度は、いずれも往復はがきによる申し込み(6月15日〜7月7日必着)とします。詳しい申込方法は、2008年夏のイベント申し込み案内のページでご確認ください。
自然学習センターのイベントの日は都合が悪くて参加できないのですが、 自分たちでホタルの観察に行くことはできますか?
できます。駐車場も利用可能です。ただし、観察に出かける前に、自然学習センターで
危険生物等の確認状況について情報収集をしてください。
トラブル防止のため、夜間のご利用の際には、必ずグループで行動しましょう。
駐車場に近い正面の門は、夜から朝まで閉まりますが、すぐ脇(駐車場を背にして左手)に
入り口があります。バスの便は、平日は22時台、土日休日は21時台まであります。
どんな格好で行ったらいいですか?
園路はほとんどが土の道なので、ぬかるんでいることがあります。 サンダルやヒールの高い靴は避けましょう。 虫に刺されることもありますので、長袖長ズボンをおすすめします。 一部を除いて、園内には街灯がありませんので、懐中電灯をお持ちください。 ただし、懐中電灯の使用は、ホタルのためにも最小限でお願いします。
ヘビもいるんですか?
います。野生の生きものが暮らす公園です。園路以外の場所には、立ち入らないようにしましょう。 また、生きものをおどろかさないように、静かに歩きましょう。 生きもののすみかにおじゃまする気持ちでお願いします。
観察するときの注意点はありますか?
ヘイケボタルは、光ることでコミュニケーションをとっています。 実際に、公園内でホタルが多く見られる場所は、外からの人工的な光りが届かない場所です。 ホタルの生活をじゃましないように、ホタルのいる場所では、懐中電灯を使わないようにしましょう。
がやがやと大人数が通過するときには、ホタルも光るのをやめて飛ばなくなってしまいます。 できるだけ、静かにそっと歩くようにしましょう。 ホタルを見つけたら、しばらく立ち止まって静かに観察してみると良いでしょう。
私たちがホタル観察を楽しむことで、公園のホタルが住みにくくならないように、ご協力をお願いいたします!
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