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北本自然観察公園 自然観察記録 2000年8月

2000年10月21日更新
                                           埼玉県自然学習センター


【2000年8月29日(火)】
○観察会にて@;「うわっ」と子どもたちの大きな声。オオカマキリがアブラゼミを頭からムシャムシャ食べていました。子どもたちならではの低い視線が発見した自然の厳しさです。
○観察会にてA;「あれはねえ、ほかの虫を襲って食べるアブだよ」と説明した瞬間、そのアブ(シオヤアブ)がパッと飛びたち、虫をキャッチ! またまた「おー」と歓声があがりました。

【2000年8月27日(日)】
○学習センターの前でナゴヤサナエという珍しいトンボを見つけました。黒と黄色の縞模様で、お腹の先端が広がっています。
○今日は暑い一日でしたが、オギの草陰でシマヘビを目撃。暑さが苦手なヘビたちはおもに夜活動します。

【2000年8月25日(金)】
○木道の水路でミズオオバコが花を咲かせました。
○白黒模様で丸っこいアカスジキンカメムシの幼虫がシンジュの木の葉に集まっていました。

【2000年8月23日(水)】
○手の届くところでミンミンゼミが鳴いているのを見つけました。ミーン、ミーンの声に合わせてお腹が前後に動いてました。

【2000年8月22日(火)】
○ひさしぶりに、今日のお昼頃、学習センターの上空をサシバが通過しました。昔はこの周辺ではサシバが子育てをしていましたが、またサシバが来れるような自然に近づいてきたのかもしれません。

【2000年8月20日(日)】
○トリノフンダマシという変な名前のクモを見つけました。形といい色といい鳥の糞にとてもよく似ています。敵に見つからないような工夫です。あなたは見つけられますか?
○自然学習指導員や、来館者の方々による、1日ごとの詳しい生きもの出現記録はセンター内でいつでも自由に見ることができます。

【2000年8月19日(土)】
○公園入口に生まれたばかりの子猫が捨てられていました。公園はペットの捨て場ではではありません。また、公園内の動物を捕獲したり殺傷することは禁じられています。ルールを守ってみんなで楽しい公園にしたいものです。
○草むらにカマキリの抜け殻を発見。この季節、公園の虫たちは脱皮を繰り返して、透き通ったきれいな殻を残しながら、成虫になっていきます。

【2000年8月18日(金)】
○ふれあい橋のそばにあるクサギの木にはいろんな種類の昆虫が集まってきています。ここで1日じーっと見ているだけでも、結構楽しいものです。

【2000年8月17日(木)】
○ふれあい橋を渡って公園に入るとすぐに、あまーい香りがしてきます。クサギの花が満開なのです。クサギは「臭い木」という意味ですが、公園内でも1、2を争う甘い香りのする花でもあります。

【2000年8月16日(水)】
○高尾の森に近い草原をかき分けて入ったら、カヤネズミの巣が見つかりました。日本でもっとも小さいほ乳類です。

【2000年8月15日(火)】
○ある低い木に体長4cmくらいで黄緑色のスズメガの幼虫がついていました。よく食べるので葉っぱはまるぼうず、地面にはオシロイバナの種のようなフンがたくさん落ちていました。
○足下に注意して歩くと、昆虫やミミズの死体を食べているオオヒラタシデムシの成虫、幼虫を見ることができます。時には死体に群がりすぎて、まるで黒いダンゴのようです。実は彼らは自然界の掃除屋さん。どのように「掃除」を進めていくのかよく見てみると、おもしろいことを発見できるかもしれません。

2000年8月13日(日)】
○高尾の森伐採地では、コバギボウシとツリガネニンジンの2種類が薄紫色の花を競っています。大振りなコバギボウシと可憐なツリガネニンジン。あなたの好みはどちらですか?
○オギ原の近くでは今年3化目のギンイチモンジセセリが出始めました。

【2000年8月12日(土)】
○ジャコウアゲハのメスがウマノスズクサの葉に産卵に来ています。オレンジ色のとっても小さな粒が卵です。
○木道の水路にメダカの群れがたくさん。大きいメダカも小さいメダカも、そして誰が放したかヒメダカもいました。ヒメダカは観賞魚だから野外には放さないでください。

【2000年8月11日(金)】
○高尾の草原わきの雑木林で、大ジャンプをする生きものを発見!大きなバッタ!?と思いきや、今年生まれの若いニホンアカガエルでした。

【2000年8月10日(木)】
○学習センターから北側に伸びる木道の先、果樹園の間を抜ける道沿いに、オオスズメバチの巣があります。巣の位置はひざより下の高さで、盛んにスズメバチが出入りしています。できるだけ通行を避けて下さい。

【2000年8月8日(火)】
○公園に生息しているセミは5種類。ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミです。今日も、この5種類全ての鳴き声を聞くことができました。

【2000年8月5日(土)】
○ふれあい橋わきのクサギの花が満開になりました。花の回りではハチによく似たオオスカシバというガがブンブン飛んでいます。
○今日もオオタカが空高く悠々と円を描いて飛んでいました。

【2000年8月4日(金)】
○オオタカがセンター前の低空をカラスに追われて飛んで行きました。

2000年8月3日(木)】
○うだるような暑さのなか、キジのつがいが仲良く園路をお散歩!キジにとっても、この暑さは大変なんでしょうね。
○ビオトープ見本園の池にアジアイトトンボの姿が現れました。しっぽの先が鮮やかな水色をしています。池をじーっと見ていると意外に多数結構飛んでいることに気がつきます。

【2000年8月2日(水)】
○沼地の脇のヤナギの木にノコギリカミキリが休んでいました。この暑い中、羽根を大きく広げ飛んでいきました。
○うだるような暑さの中、足下をふと見ると、真っ黒な体にオレンジの帯がきれいなスズバチが1匹。一生懸命、土を集めてはダンゴを作り、大切そうに抱えて飛び去りました。巣作りを始めたようです。足下の小さな発見でした。

【2000年8月1日(火)】
○雑木林の明るいところでは紫のラッパがたくさんついたような花が咲いています。コバギボウシです。夏の盛り、木陰を散歩しながら花探しなどいかがでしょうか。

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